社会人になって数年経つと『 自分の市場価値ってどれ位あるんだろう? 』と漠然と思う事ってあったりしますよね。
わかりやすい指標の一つに『 年収 』がありますが、『 年収が高い = 市場価値が高い 』とは一概に言えないものです。
例えばたまたま就職した企業が、業務はルーティン的なワークが多く、残業も無いけど、給与水準が高い企業であった場合、その人は転職市場ではあまり評価されない可能性が高いです。
何故ならば他社で通じるスキルが全く養われていないからです。
逆にどんなにスキルが高い人材であっても、所属している企業の給与水準が低ければおのずと『 年収 』も低くなってきます。
今回はこの『 市場価値 』というものの把握の仕方について記載していきたいと思います。
サラリーマン人生給料高ければ市場価値も高いんだと思ってた!
いや、まあ、↑で書いたように大した仕事してないのに給与水準が高い企業に所属していると他企業で活かせるスキルやノウハウが全く身につかないから、いざ転職しようとするとかなり苦戦するよ😅
そういう事ね。。
その会社で仕事内容等も満足できればいいけどね。
そうだね。でも能力ある人は結構お金よりもやりがい求めたりする人もいるからね。
その辺の価値観は人によって違うから何が正解かは無いけどね…
まあ、今日はひとまず転職市場でも市場価値の測り方を紹介するので、将来の為に聞いておくといいよ!
押忍!
そもそも市場価値とは何か?
『 市場価値 』と言っても色々なシーンによって定義が違うかと思いますが、今回は転職市場における『 市場価値 』について記載していきます。
転職市場における『 市場価値 』、それは間違いなく『 どれだけ社会(企業)に求められている人材であるか 』という事でしょう。
結局の所、どんなに人物がいい人でも、企業が求める要素(スキル、経験等)を保持していなければその人は市場価値が低い人材になってしまうのです。
でも『 市場価値 』と言われても、自分でどのように把握すればいいのかわからないですよね。
今回はいくつかご自身の『 市場価値 』を測る術を紹介させて頂きます。
市場価値の測り方①~転職エージェントを利用する
今の自分の市場価値を最も測りやすいのは転職エージェントを利用する事です。
転職エージェントに関しては以下の記事で説明させて頂いていますので、よろしければご参照下さい。
自身の市場価値を測るのに何故、転職エージェントの利用が望ましいかと言うと、転職エージェントは『 各企業の選考に合格しそうな人材 = 市場価値の高い人材 』を各企業に紹介する為、市場価値の高い人材は転職エージェントから様々な企業の求人を紹介してもらえる からです。
転職エージェントは企業の求人に対して、その求人にマッチしそうな人材を企業に紹介し、紹介した人材がその企業への入社が決まれば想定年収の30%~35%の金額をフィーとしてもらえる仕組みになっているので、合格しそうな人材を企業に紹介する事になります。
ようするに言い方を変えると『 初めから合格しそうにない人材に対してはいい求人は紹介しない 』のです。
何故かというと、企業に紹介しても合格する可能性は低いので無駄に工数が割かれる事になりますし、エージェントと契約している企業側としても求人スペックに見合わない人材を紹介されても時間の無駄になりますので、紹介してきたエージェントの印象が悪くなります。
従って、転職エージェントに登録し、面談に行き、希望に沿わない案件ばかり紹介された場合は少なくともその時点ではご自身に『 市場価値が無い 』と判断されたと認識された方がいいかと思います。
うーむ、直接的には言われないけど、いい案件紹介されなければ君は市場価値が無いよと言われているのと同義という事なのか…
切ない。。
まあ、そうなるね😅
以前知人が『 エージェント行ってきたけど、ろくな案件紹介されなくてさ 』と言っていた事があるんだけど、少なくともその時点ではその人は市場価値が無いと判断されたという事なんだよね。
悲しいね。
うん、、でもそういう状況になった時にネガティブにならず、だったら次来る時には逆に良案件の選考を是非受けて下さいと言われるようにスキル高めてやる!位の反骨心を持てると数年後にはガラっと変わってる可能性高いよね。
転職エージェントは非常に多くの求職者の方を見てきていますし、企業側のニーズもたくさんヒアリングしていますので、求職者の方の市場価値を判断するだけの情報を少なくとも保持しています。
もちろん面談員が新人や若手の場合とベテランの場合で判断は変わるかもしれませんが、それなりに経験がある人が面談員であればかなり信用できる価値判断をしてくれると思います。
従いまして、管理人のお薦めとしては3年に一度程度、市場動向のリサーチ並びに自身の市場価値を確認する為に転職エージェントと面談をする事をお薦めします。
その時は転職する気がなくても、自身の市場価値が知れれば色々考えも変わるかもしれませんし、いい案件を紹介してもらえればそのまま希望の転職に繋がる可能性もあります。
いい求人案件はいいタイミングで出会えないと逃してしまいますので、転職もある意味縁ですよね。
定期的に転職エージェントを活用されるといい案件にも巡り合えるかもしれません。
市場価値の測り方②~転職系サイト/アプリへ登録する
転職エージェントを利用するとなると、『 職務経歴書 』や『 履歴書 』を作成する必要があったり、実際に面談に行ったりしなくてはならないので、それなりの負荷がかかる事となります。
転職に必要な書類等については以下の記事に記載しております。
そんな時に便利なのが、転職関係のマッチングサイトやアプリです。
例えば『 ビズリーチ 』とかは有名なサービスですね。
転職関連のマッチングサイトやアプリは簡易な経歴等を入力すると興味を持った企業からスカウトが来る仕組みですので、『 職務経歴書 』や『 履歴書 』の作成は必要ありませんし、転職エージェントと違って面談をする事もありませんので、手軽に転職活動ができます。
ただ、書類や面談が必要無いと言ってもシステムに自身の基本情報や経歴を入力する事にはなります。
仰々しいものを作成する必要はありませんが、情報量は多ければ多い程企業からもアプローチされやすくなりますので、最低限の情報入力は必要になります。
ただ、一度入力してしまえば色々な企業からスカウトメールが届きますので、放っておいても一定の企業からのアプローチが期待できます。※その人の経歴/スキルによりますが…
また、自分から興味がある企業に応募もできますので、ライトな感じで転職活動をしたい方にはお薦めです。
へー、こんなサービスもあるんだね。
アプリで転職活動したりできると凄く楽だし便利だね!
まあ、そうだね。
スマホ一本あれば転職活動ができてしまうから便利だよね。
まあ、転職エージェントとは結構じっくり転職時の希望や自身のスキルについて話をして、企業の紹介を受けれるから、それに比べるとマッチングの精度は落ちるけどね😅
まあ、それはサービス毎のメリット/デメリットがあるという事だし仕方が無いのかね。
そうそう、そういう風に各サービスに全てを求めるんじゃなくて用途毎に使い分けるとうまく活用できると思うよ^^
市場価値の測り方としては結局は転職エージェントと一緒で、いかにヘッドハンターからスカウトが来るかで判断できるかと思います。
自身の経歴を登録して、スカウトがたくさん来たり、条件のいいスカウトが来る方は転職市場における市場価値が高いと判断できます。
一方、誰にでも来るような選考の案内メールや自分が登録した経歴やスキルとずれているような案件のメールばかり来る方は市場価値が低いと判断せざるを得ないかと思います。
ともあれ、転職エージェントを利用するよりは安易に利用しやすいという点と、スマホだけで簡単に利用できますので、『 ちょっと転職エージェントまで利用するのは… 』と思っているような方にはお薦めの手法です。
市場価値の測り方③~ヘッドハンターからの連絡頻度
『 転職エージェントも転職系のアプリも登録がめんどくさい! 』
そんなやる気の無いあなたにお薦めの市場価値の測り方は、『 ヘッドハンターからどれだけ連絡があったか振り返る 』ことです。
市場価値が高い方というのは所属業界や人材業界の中でもそれなりに名前が流通しています。※まあ、人材業界にまで名が流通する人は相当知名度がある方だと思いますが😅
従って、市場価値が高い方にはヘッドハンターから直接連絡が来たります。
ヘッドハンターにも色々タイプがあり、単純に自分(自社)が持っている案件を不特定多数の人間に案内している人もいれば、特定の企業から個別の人物を指定されて連絡をしてくる本格的なヘッドハンティングをする人まで様々な方がいます。
特に個別に指定されて連絡が来る場合はほぼ選考無しかつ、好条件で転職先が決まる事もありますので、あなたの価値がかなり高く評価されている事の証明にできるかと思います。
まあ、ヘッドハンターの大半はどこかであなたの企業名や職種等を見た程度で連絡してきたりするので、入社直結案件はそうそうないかと思いますが、それでも連絡回数が多い場合はご自身の市場価値がある程度あると判断していいかと思います。
そもそも何のニーズも無い人にヘッドハンターも時間かけて連絡してきませんからね。
さて、今までのサラリーマン生活を振り返ってみて、どの程度ヘッドハンターから連絡がありましたか?
一回も無いという方は待ってるだけでは永遠に自身の市場価値は測れませんので、転職エージェントか転職系アプリに登録しましょう。
何度もあるという方はヘッドハンターからのアプローチ内容を振り返ってみるといいと思います。
ぼんやりと『 転職に興味がありませんか? 』という程度のアプローチであれば、ただの自社サービスへの登録の勧誘電話ですのでほぼ無価値です。
一方、『 ○○株式会社の方があなたに興味を持っていらっしゃって… 』という具体的なアプローチであればあなたの市場価値がそれなりに高いという証明になります。
一度時間がある時に過去のヘッドハンティング実績を振り返ってみるとそれなりな分析はできると思いますよ。
ヘッドハンターって実際に存在するんだね😅
架空の存在だと思ってた笑
全然普通にいるよ。
管理人みたいな人事系のキャリアの人でも何度か電話かかってきたりしてたし。
ヘッドハンターを介さず、直接その企業の採用権限を持っている人から連絡が来るなんてケースもあるよ。
はー、そんな事あるんだね😅
ゴリゴリ連絡くる人材になれるよう頑張ります…
自身の市場価値の測り方~まとめ
今回は自身の市場価値の測り方についていくつかやり方を紹介させて頂きました。
他にもあるとは思いますが、記載させて頂いたものだと割と手間がかからず、それなりな確度でご自身の市場価値がある程度把握可能かと思います。
個人的には転職エージェントに行くのが最も具体的にご自身の市場価値が図れるのでお薦めです。
ただ、エンジニアや営業等案件がいつでも豊富な求人だといつ行ってもいいのですが、コーポレートスタッフ系等案件が限定的な職種の方は時期によって案件が無い時期もあるので、行くタイミングは注意が必要ですね。
何となく同じ会社でサラリーマン生活を過ごすのではなく、定期的に自身の市場価値をしっかりと把握し、場合によっては転職も視野に入れてみるとキャリアップにも繋がっていくかと思います。
特に今いる環境でもんもんとしてる方はまずは何かしらのアクションを起こしてみるといいかと思います。
自分が何も動かないと一生何も変わりませんので、まずは行動してみましょう。
今回は以上です。
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