就活を始めると大体『○○ナビに登録しておいた方がいいよ』と先輩に言われたり、大学のガイダンスでナビを運営している企業の人から『ナビへの登録は就職活動の入り口です!』と言われたりしてナビへの登録を薦められますよね。
でも学生の皆さんからすると『実際ナビって登録する必要あるの?』と疑問に思っている方も多くいらっしゃるかと思います。
本記事では皆さんが抱いている疑問に対して、採用担当歴10年以上の管理人の経験を踏まえてアドバイスさせて頂きます。
ちなみに企業側がナビに情報を掲載する理由やメリット/デメリットは以下の記事にて記載しておりますので、読まれていない方は参考までにご確認下さい。
てないはナビ登録した?
先輩からとりあえずしておきなって言われたからリ〇ナビ、マ〇ナビ、キャ〇タスには登録しておこうかなと思ってたよ。
実際にその辺どうなん?
まあ、正直人によって登録すべきか否かは変わってくるから何とも言えないね。
その辺を今日は説明していくから説明聞いて判断してみて!
おす!
就活ナビの種類
まずは就活ナビにはどんな種類のナビがあるか簡単に紹介していこうかと思います。
本記事では大手の3ナビについて紹介させて頂きます。オーソドックスなものから、若干毛色の違うものまで挙げていくのでご自身の好みに合うサイトに登録するのがいいと思います。
リクナビ
こちらはリクルート社が提供しているいわゆる王道的なナビになりますね。
リクナビの掲載企業数は2020/5/1時点で約24,000社(昨対比約80%)、登録学生数は約80万人(昨対比約90%)となっています。※ディスコ社調べ
ナビ市場は昔は完全にリクナビの一強でしたが、最近は掲載企業数並びに登録学生数はマイナビに抜かれたり抜き返したりと一進一退の攻防が続いています。
リクナビの掲載企業数、登録学生数が激減しているのは、2019年に発覚した例の事件の為だという事は容易に想像できます。
事件の内容に関しては本記事に関係が無い為、気になる方はググっ頂ければすぐに出てくるかと思います。
リクナビに登録するメリット/デメリットは以下ようのうなものが挙げられrます。
このメリデメ図を見て頂くとわるように正直ナビに登録して得られる大きなメリットってそんなに無いですね…
あえて言うならエントリーの手間が省けるというメリットはありますが、企業の採用担当者はナビからのエントリーでなく、企業の採用HPから直接エントリーしてきた学生さんの方が熱意がある!と思っている方も少なからずいます。
となると、ナビを使うメリットってほとんどないですよね。
企業側の裏側としては、何気にエントリー受付機能とか、DM送れる機能とか付けていくと普通に数百万円かかりますので学生さんにはナビ使って欲しいんですけどね苦笑
数百万!?さすがに高すぎ!
ちなみに僕なら企業の採用HPから直接エントリーするかなぁ。
やっぱり何となく熱意伝わりそうだもん笑
その気持ちはわかる笑
まあ、実際はどこからエントリーしてきたかはあまり関係ないと思うけど、最終的に入社者の分析とかをすると大半が直接HPからエントリーしてきた学生さんだったという結果はうちでは出たけどね。
リアリー!?
リアリーよ。
おそらく元々興味がある学生さんは企業名ピンポイントでエントリーをするので、直接採用HPからエントリーしてくる傾向が強いんだと思う。
なら、直接HPから登録しよ笑
希望する業界等何も決まってない学生さんからすると色々な検索条件で企業を探すことができるので、登録をおすすめします。
また、企業からDMがリクナビのメールボックスに届くのでその内容をしっかりと見る方であれば、全然興味が無かったけど、業務内容を見て興味を持つといった新たな出会いがあるかもしれません。
ただ、偶然の出会いを求めるのであれば、実際に採用担当者と接する事ができたり、企業の説明を聞く事ができる合説の方が可能性が高いかなと思います。
おっと、大事な事を忘れてました。自社の採用HPからエントリーする仕組みを持っているのは大手企業を中心とした一部企業です。
それ以外の大半の企業は独自のエントリー媒体を保持していないので、そうなるとナビからしかエントリーできません。
独自のエントリー媒体を持っていない企業かつリクナビからしかエントリー受付をしていない企業を受験する場合はリクナビへの登録がおすすめ、とういか必須なケースは結構出てきそうですね。
マイナビ
こちらはマイナビ社がサービス提供しているナビサービスです。
ここ10年位でリクナビに対する猛烈な追い上げを見せ、掲載企業数、登録学生数共にNO1とNO2を行き来するクラスのサービスに成長しました。
マイナビの掲載企業数は2020/5/1時点で約2,6000社(昨対比約107%)、登録学生数は約92万人(昨対比約95%)となっています。※ディスコ社調べ
ただ、正直リクナビと何が違うかと言われると機能的には大きな差別化ポイントは無いという認識ですね。※OBOG訪問の受付ができる企業もある位でしょうか。
しかしながらコストはリクナビよりも圧倒的に安いです。
しかもナビに掲載するとおまけで『日本のリーディングカンパニー』という辞書みたいに分厚い冊子に掲載できる権利もついてきます。
まあ、おそらくほとんどの学生さんが読みませんが笑
最近は『日本のリーディングカンパニー』がWEB化されており、ナビ上の各企業のページ上でも見れるので、学生さんの立場からするとオプションをつけていない企業に関してもそれなりな情報量がマイナビの方が得られるかもしれないです。
そういった意味ではリクナビよりおすすめです。
企業の採用担当者からすると登録学生数がリクナビとほとんど変わらないのであればマイナビを選ぶという方は増えてきている気がします。
ちなみに、私が所属していた企業は両方のナビを利用していましたが、エントリー数はリクナビの方が大分多かったですね。※オプション等多少つけていたからという理由もあるとは思いますが。
風の噂では西日本の企業はマイナビからのエントリーが多いと聞きましたが、真相は定かではありません笑
学生の登録数が同じ位で金額が安いなら企業からするとマイナビの方がメリットありそうだね。
まあ、そうなんだけど、↑に書いているように企業によってはリクナビ、マイナビで結構エントリーの数が違う事があるんだよね
だから一概には安いからマイナビという判断にはならないんだ。
なので、どちらか一方への掲載を検討する場合は数年間のデータを分析してどちらに掲載するのがより有効な手段になるかを考える必要があるね。
まあ、学生さんには関係ないけどね笑
おっしゃる通りです笑
メリット/デメリットもリクナビとほぼ変わりませんが、念のため、掲載しておきます。
リクナビの欄に記載した事と同様ですが、企業によってはマイナビ経由でしかエントリーができない企業も存在します。
そういった企業を受験する為にはマイナビに登録する必要があるのはリクナビ同様です。
キャリタス就活(おすすめ)
こちらはディスコ社が運営する就活ナビです。
数年前までは『日経就職ナビ』という名前でしたね。
キャリタスはリクナビ、マイナビにつぐ業界3番手に位置する大型ナビサービスです。
掲載企業数は2020/5/1時点で約19,000社(昨対比約104%)、登録学生数は約34万人(昨対比101%)となっています。※ディスコ社調べ
個人的にはキャリタスは他2社とは一風変わったサービスを提供してくれているので、お気に入りのナビサイトでした。
もちろん、学生さんにもおすすめのナビです。
どんな所が他のナビと違うん?
気になってるね~笑
mamire blogのサイトにリンク張ってあるから気になってた笑
まず個人的に感じる一番の違いはリクナビ、マイナビはDMが基本的にはWEB DMのみで、ナビのメールBOXにしか送れませんが、キャリタスはEDMと言って、学生さんが登録されたE-mailアドレスに送付する事ができる為、開封率が圧倒的に高いという点が挙げられます。
DMに関しては以下の記事にて記載してますので、まだ読まれてない方は参考までにご確認下さい。
EDMに付随した話ですが、キャリタスは画像付きのEDMも送れます。
これはクリエイティブによっては、EDMをはるかに超える開封率を誇りますので、企業さんにはおすすめのサービスですね。
まあ、学生さんには関係ないか。
うん笑
でも、学生さんの立場からしてもわざわざナビにアクセスしなくてもスマホとかでDM見れるから便利ではあるよね。
それはあるかも!
移動時間とかでパッとセミナーの案内とか見れるのはありがたいかも。
去年位から流行りだした広報活動解禁前(エントリー受付開始時期前)から、エントリーの予約ができる仕組みもキャリタスが最初に始めました。
このサービスが追加された事により、学生さんも早めに就活に取り組めるようになりました。
まあ、グレーゾーンではありますが、他社がやっていないサービスに関して積極的に自社がサービス提供していく攻めの姿勢は個人的には大好きでした笑
他にはTwitterで就活に関するLIVEセミナーをやってざっくばらんに質問できるサービスも最近提供し始めましたね。
以下Twitterアカウントで配信しています。
Follow @shukatsu_online%MCEPASTEBIN%もちろん学生さんは無料です!
他社と異なるサービスを展開していって、差別化を図っているナビになりますので、掲載している企業さんも何か面白い事をやりたいと思って掲載している企業さんが少なからずいるかと思います。
学生さんからすると大手企業に加え、そういった志向の企業に会いやすいナビと言えるかもしれません。
他社2ナビとさほど変わりませんが、メリット/デメリットは以下のような感じでしょうか。
ディスコ社はイベントも超大型のものから、ターゲット限定のものまで幅広く展開しているので、ナビに登録しておくと自身の志向にあったイベントの案内をもらえるかもしれません。
個人的には登録するならばおすすめのナビです。
その他
ここまでで紹介してきた3つのナビ以外にも世の中にはナビは無数に存在します。
例えば以下のようなものですかね。
各々特色はあるかと思いますが、正直掲載社数も上記で紹介した3ナビに比べると大分少なくなってきますので、特に積極的に登録する必要はないかなと思います。
但し、外資就活ドットコムに関してはその名の通り、外資系大手企業がかなりたくさん情報掲載しています。
外資系企業を目指す方は情報収集の1ツールとして登録しておいて損はないかもしれませんね。
ちなみに外資就活ドットコムは東大生の登録者はかなり多いみたいです。
外資コンサルとか目指す子多いですし、企業側も東大生はたくさん採用するでしょうから必然的にその流れになるのは理解できます😅
なんかナビも色々あるんだね。
そうだね、これまでの日本の就活はナビが軸となる就活だったので、色んな企業がサービスを立ち上げてるんだ。
ただやはり内容は似たり寄ったりなので、掲載企業数や登録学生数が少ないナビは今後淘汰されていくと思うよ。
ナビにたくさん登録してもあまり意味ないもんね…
そうなのよ。。
就活ナビに関するまとめ
今回は就活ナビに関して、登録するべきか否かについて書かせて頂きました。
結論としてはご自身が就職活動を進めていく中でどのような情報を求めるかでナビに登録するべきか否かは変わりますし、登録すべきナビも変わってきます。
大半の方が幅広い企業を発見する為にナビに登録するのかな?と個人的には思っていますので、その場合、リクナビ、マイナビ、キャリタスのいずれかに登録しておけば事足りるかと思います。
じゃあ、キャリタスがいいかな。
君はよくわかってるね笑
管理人が就活をしていた時代はまだナビがサービスとして成熟していなかった時代ですので、普通に家に届く紙のDMや知ってる企業をWEBで調べてエントリーしたりしていました。
それでも充分就活が成り立った事を考えると必ずしも、ナビに登録する必要は無いのではないかと個人的には思います。
自分で個別に調べて興味を持った企業の方が選考に対する熱も強くなると思いますしね。
それに現在はナビ媒体以外にも良質な情報を入手できるチャネルがたくさんありますしね。
まあ、就活に限らず物事『こうしなくてはいけない!』なんて事はこの世に存在しないと思いますので、皆さんが進めやすいやり方で是非就活を進めて、活躍できる企業に就職できる事をお祈り申し上げます。
これ俗に言う『お祈りされた』ってやつ?笑
ちょっと言ってみたかっただけ笑
ナビに関しては利用イメージ何となくついた?
うん!ナビを使うのも使わないのも自分がどういう情報を求めているかによるってことだよね。
何となく登録しても無駄なメール来るだけだし、いい話が聞けたよ!
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